円高大歓迎
昨日(10月24日)ついに円相場が1ドル90円台(94円程度)に突入しましたね。
我が国の経済界などは、大騒ぎですが、私としては円高政策こそ、日本経済再浮上の決め手だと考えています。
経団連など我が国の経済界は、歴代会長はトヨタやキャノンの社長が占め輸出企業中心です。輸出企業にとっては円安の方が、価格競争力が増し、企業収益の確保には都合が良いのは確かです。
しかし、以前にも書いたように、輸出企業が幾ら儲けても、輸出関連企業の従業員には収入増加の恩恵はあるものの、設備過剰気味の現状では、その金のほとんどは国内に回らず、海外への設備投資や、円安で儲かる海外の証券投資に向かうだけで、我が国の経済全体の維持には、余り効果が無くなっているのです。
他方、円高になると、原油をはじめ海外からの輸入物価は下がり、一般企業や家計全体に幅広く実質所得の増加の恩恵をもたらすのです。また、海外から見ると、日本の全ての資産価格が高まる事にもなります。
つまり、「物では無く、マネーが経済を左右する時代」ですから、円高政策を明確にすると、海外からの投資が有利になり、日本に対する投資が増えるのです。
特に、日本の金融機関は欧米に比較すると、今回のサブプライムなど金融派生商品による損失が軽微ですから、投資家から見ると、今こそ、日本への投資拡大の絶好の機会なのです。
例えば、政府の国債にしても、ドル建て国債を発行すると、更に円高になれば実質的な返済が軽微で済みます。
国債はデフォルトする訳にはいきませんが、これまでの米国のやり方を見習って、エンロンのような民間の巨大ベンチャー企業を設立し、海外から資金を集めて、その金で多くの社員を雇用し、設備投資をすると金が国内に回り経済を活性化させます。その上で、時機を見て倒産させると集めた資金を返さなくても済むのです。
まあ、今の例は極端ですが、実際に米国がこれまでやってきたやり方なのです。マネーの時代は、紙切れに書かれた数字だけの時代なのです。貿易赤字、財政赤字の中でも、世界中の金を集める事が出来れば、経済は好景気を維持できるのです。
バブルの発生さえ抑制できれば、これこそが、究極の経済政策だと思います。我が国の政治家や経済学者に、それだけの戦略的発想があればですが・・・・


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